イノシシは「積雪地域には生息しない」と言われていましたが、近年では福島県内の豪雪地帯と言われる奥会津地区でも生息が確認されています。
特に福島県では東日本大震災以降、分布が拡大したと言われていますが、実際にはその前の平成21年頃から当法人が活動している猪苗代町・磐梯町では痕跡が確認されていました。
基本的にはオスは単独で行動し、メスは自分の子供たちと一緒に行動します。時に10~15頭前後の群れになることがありますが、1頭のメスが産む子供の数は4~5頭です。上記の群れの中には母イノシシが2~3頭いて、その子供たちを合わせての頭数となります。
雑食性で、ミミズや昆虫などのほかにカエルやネズミなども食べます。クマと違って冬季でも冬眠することはありませんので、雪の少ない沢筋や尾根筋で草木の根などを食べながら活動しています。