センサーカメラは、何を目的に設置するかで設置方法が異なりますが、1台のセンサーカメラが撮影した映像からは、たくさんの情報が得られます。
何のために、どのような映像(画像)が欲しいかを意識して、設置してみましょう。
斜面を下から上がってくるカモシカ
このカメラは生物相を調べるために、獣道に設置しました。
センサーカメラを設置する際は、動物の痕跡を読む力も必要になります。
やみくもにカメラを設置しても、動物の映像は撮影できません。
基本的には獣道などを見つけて、その場所に向けて設置することが大事です。
その際、対象動物の視点から設置したカメラを見て、正面を向いているかをチェックしてください。
センサーカメラには、動物などの動きを感知する範囲があります。それは、お使いのセンサーカメラによって異なりますので、仕様書などをご確認ください。
センサーの感知範囲が対象動物の高さや地形などに合っていないと、動物が通っても撮影することができませんので、カメラの向きを地形に合わせて下向きにするなどの工夫が必要です。
私たちがカメラを下向きにする際には、右図のようにカメラ上部に太目の枝や石などをその場で調達して、間に挟んで設置しています。